大竹文雄氏「市場主義に不可欠な公共心」
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記事の要旨を簡単にまとめると、
・不正に失業給付を受け取ろうという人が多いと、給付水準が低くなったり、給付期間が短くなる。
・失業による所得減少リスクを小さくするために、解雇規制が強化される。
・雇用調整が難しくなることで生産性が下がり、仕事を探している人の失業期間が長くなりがち。
という傾向があり、その傾向が強いのが、フランス、ギリシャなど。
逆に、北欧諸国のように不正受給をすべきでないという価値観が広まっている場合にこそ、
・失業給付の充実、
・少ない解雇規制、
・充実した再就職支援・訓練
が得られる。
日本は、こういった傾向で分類するとOECD諸国のなかで真ん中ぐらいの位置らしい。これは、自分の感覚的には意外なポジションである。
自分の実感としては、年度末の道路工事や、投資対効果の低い公共施設などに代表されるように、政府により税金の無駄遣いがされているという意識が非常に強い。
なので、どうしても不正受給とは言わないまでも、率先して必要ない給付は拒否しようとか、厳格な基準で申請しようという意識は低くなる。
(失業給付や教育給付はもらったことないのだが)
つまり、政府が国民にとって効率的なエージェントであるという信頼感が醸成されない限り、雇用関連制度や法律解釈をいくら変更したところで効果が出にくいということだろう。
そのような信頼感を醸成するために、地域主権型道州制により適切なサイズの政府なり地方自治体にすることで、市民の監視が行き届きやすくするということが必要なのか。
Health Hacks
Health Hacks読了。Podcastで少し前のブックラリー2.0の著者本人インタビューも聞きながら。

HEALTH HACKS! ビジネスパーソンのためのサバイバル健康投資術
- 作者: 川田浩志
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この本は「Made to Stick」で言われるところの、記憶に粘るための6要素のうち、4要素「Simple・Unexpected・Concrete・Credible」がきっちり入っていて、なかなかマーケティング的にも考え抜かれた本だと思う。中身が参考になって、おもしろいだけではその他大勢の本に埋もれてしまうので、そうならない仕掛け作りにも感心。
そろそろ健康にも投資しようと考えていた自分にとって、実によくまとまっていて実践しやすい具体的な内容である。とはいえ、トレッドミル、ジューサー、ホームベーカリーはそぐに導入したりはしないが。。。自分の属性ではちとハードル高いかと。
花見、暴走する資本主義、シッコ

この週末は、花見散歩をしつつ、家では行き過ぎたアメリカ型資本主義を見直すような本を読み、映画を見た。
まずは、「暴走する資本主義」
かなり考えさせられる内容。消費者、投資家としての側面が強くなりすぎて、企業活動を価格維持・値下げ、利益重視にかきたて、それが政治を動かし、役員報酬を引き上げ、格差を拡大させ、市民としての側面を飲み込んでしまって、民主主義が危機に瀕しているという内容。確かに市民としての自分の立場ってほとんど考えなくなっているのかも。続いて、消費者とワーカーのバランスを扱った「勝者の代償」も読んでみようと思う。

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あまりに一面的な内容な気がする。カナダ、イギリス、フランス、キューバ礼賛な感じ。税負担率とか、財源問題とか、国民健康保険の非効率な運営とか、問題いろいろあるような気もするが。9・11で体を壊してしまうも、医療費が払えないボランティアたちを連れて、アルカイダが投獄されている、医療完備の監獄までツアーするのはなかなか。
まあ、それにしてもアメリカの民間医療保険は問題多いのだろう。自分がアメリカに7ヶ月間いるときに一度も病院に行かなくて済んだのはラッキーだったのか。一応海外滞在保険は入っていったのだが。
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本田式サバイバル・キャリア術
さらっと行き帰りの電車で読めた。さくっと腹に落ちる内容。印象に残ったところをメモ。
- 上司や会社の愚痴を言う人は、結局は他人にコントロールされていると私は思います。会社批判とはかたちを変えた会社依存です。
- 3つの思考停止ワードを禁句に。1.〜が悪い、2.〜だからできない、3.忙しい

- 作者: 本田直之
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Dialog in the Dark (ダイアログ・イン・ザ・ダーク)
待ちに待ったダイアログ・イン・ザ・ダーク@神宮前に行ってきた。
このイベントは事前に情報を知らないほうが、特に一回目は、より感動できるので、あえて内容は書かないが、
本当に素晴らしい経験ができた。なんか最後は言葉にできない感動でいっぱいだった。視覚なき世界でのコミュニケーションの温かさというか、人間らしさというか、不思議な感覚。何かを失うことで、今まで気づかなかった何かを得るということなのかもしれない。
これは単に視覚障害者の立場、気持ちを理解しようとか、彼らの世界を体感して知ろうとかそれだけのものではないと思う。もちろん彼らと文字通り「触れ合える」いい機会であることは間違いないけど。
いかに自分が視覚に支配され、コントロールされ、それ以外の感覚からのインプットを意識していなかったかをものすごく痛感できる。いろいろ迷ったら、目を閉じて視覚以外のセンサーに素直に従ってみよう。そんなことが自然と感じられるイベントだった。
少し反省というか、至らないなあと自分で感じてしまったのは、
最後のほうで「ここから先は少し明るいところに出て、皆さんと一緒に座って感想なんかを話しましょう」とアテンドさんに言われて、自分は普通にイスに座ってしまったが、アテンドの人にとっては、「少し明るい」も何もない。イスの位置もすぐにはわからない。後で考えたら当たり前なのだが、全然その状況に真っ先に気づいてケアできなかった。あまりにガイドの人を暗闇の中で頼りにしていたので、そこから出たとき、どういう状況になるのか、とっさに全く浮かばなかった。。。
また、別の会場で開催されたらもう一度行くと思う。値段はそんなに安くないが全力でおすすめできるイベント。
ムハマド・ユヌス博士の来日講演
今日、アカデミーヒルズに2006年ノーベル平和賞受賞者でもある、グラミン銀行のムハマド・ユヌス博士の講演に行ってきた。
とてつもなく熱すぎる、元気になる内容。混沌として暗い経済情勢の中、未来に少しだけ光が見えたような気がする。
以下、印象に残ったこと抜粋すると
- 貧困は人が作るのではなく、制度・システムが作る。政策・制度の誤りが貧困の種である。貧困は人工的なものである故に解決できるものである。
- 従来のビジネス概念(経済学)は人を誤って認識している。金儲け・利益だけがビジネスのゴールではない。それは人間を金儲けロボットと同じとみなすものであり、一次元的すぎる。
- 「ジョブシーカーではなく、ジョブギバーたれ」といつも言っている。グラミン・チルドレンであるあなたは職を求めるのではなくて職を作り出すようになれと。だってあなたの母親は文盲ながら商売をしてあなたを育ててくれた。教育があるあなたができないわけがないと励ます。
- 資本主義は完成されていない。故にとてつもないチャンスがある。ただ、人間の解釈が狭すぎる。人間は金儲けマシーンというだけではない。人間は無限の可能性がある。社会をよくしたいという内在的な要求を発揮したい欲があるはずだ。ソーシャルビジネスにより人間の解釈を塗り変えることができる。利益の極大化は目標ではなく手段である。
- 人間はクリエーティブで問題にチャレンジできる生き物であると信じている。

- 作者: ムハマド・ユヌス,猪熊弘子
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